Mr. Nobodyという映画を観ました。2009年の映画です。予告編。
全ての可能性が重なり合った多重世界・パラレルワールドの物語。アカデミックな話ではなく、多重世界や量子力学の世界、バタフライエフェクトなどを見事にストーリー・映像としてまとめあげた映画だと思いました。相当面白かったです。

蝶が羽ばたくと、地球の裏側で竜巻が起こる。バタフライエフェクト。全ては繋がり、影響し合っているということ。自分が起こした波はやがて時間を掛けて（あるいはすぐに）違う形をとって返ってくる。多分、違う形っていうところがミソで、だからこそあまり気づきにくいというか、普段なかなか意識しづらい。そことそこが繋がったからこうなったんやって。

アインシュタインやノイマン博士が行き着いた学問、ミクロの世界の量子力学。実は、かなり興味があって前々から色々と調べていたのです。ドブロイ博士の２重スリット実験の結果や、シュレテンガーの猫から導きだされる結論とは、この世界は人が知覚して初めて現実が決まる。つまり、人が見ていない時には電子はどこにでも存在し得るし、波（可能性）として漂っている。世界というかこの宇宙を量子力学を通して説明した時、不思議な事に「人」もしくは「電子」が現実を決めるという事になります。今見ている３次元の世界は全ての可能性が重なり合った多重世界で、それを一つの現実としてるのは自分の選択なのだと。選択が必要となるのは「時間」という概念があるからだし、時間が物事の順序を作っています。

実は量子力学を突き詰めると、それは見事なまでに精神世界の話になってくる。般若心経であったり、禅の教えであったり、各々の宗教の話であったり。全ては一つの事を言っているのに気づく。釈迦は悟りを開いた時（宇宙の理を知った時）に、これを伝えていいものかと戸惑ったと聞いた時があります。色即是空、空即是色。「色」見えている全ての現象は即ち「空」形の見えない本質であって、その逆も然り。
「旗が揺れて見えるのは、あなたの心が揺れているから」
アインシュタイン「神はサイコロを振らず、宇宙意志が有る」
この映画はほんとよく出来ていて、普通に見てもかなり面白いと思います。

2/7に京都からベースジャムバンドSOFTがゲストにやってきます。第一弾は去年の夏、その時はインダスが来てくれました。Minorityだと相当近い位置でLiveを体感できるので、未体験ゾーン(←懐かしい)の人もいるかと。空いてたら是非！

そしてDJはWataru Takano and CJ。ラウンジとフロアを繋いでいく構成になります。デコはNative Stream(Hi-Speed)。ダルシム君にはいつもお世話になっています。当日Berry StoneのPAはヤスさん。foodはFuming。ん〜かなり楽しくなりそうです。お誘い合わせの上、お越しください。来れそうな方は一報を。

2/7 Berry Stone Night Special vol.02 at Minority, Toyama

Guest Live: SOFT(from Kyoto)

Live: Berry Stone

DJ: Wataru Takano, CJ

Deco & Lighting: Native Stream(Hi-Speed)

Food: Fuming

open21:00 close: 2:00

ADV: 2000(1D)

Door: 2500(1D)

そういえば、去年出た志人・Chiyori・Lostrainsの「家の庭」

ほんと良いです。なにか心の中の大切な部分が浮き彫りになるような感覚があって、うたかたのうたからの君は太陽の流れは感動します。

円都家族は以前に出たバージョンも持ってるけど、今回もまた良かったです。

そして予約特典のCD-Rに去年富山のNew Portであったライブのセッション音源が最後に収録されています。志人・服部・ONPUN・DJ CJ。あの時のセッションは未だに覚えてるし、これからも忘れる事はないと思う。そして、志人・Chiyori・Lostrainsが3月に富山に来る予定なのです！また詳しく詳細はupするので、タイミングあえば是非。

2014年 本年もよろしくお願いします。

振り返ってみると去年は色々と精神的にタフな一年間だったなって思います。おかげさまで色々あったのがスッと抜けた感じがしてます。今年は富山に帰ってきてからの3年間作ってきたベースの上で、制作活動を本格的にしようと思っています。

長年一緒に生活してた愛犬どんぐりは先月逝ってしまいました。カチカチになったどんぐりの毛並みは普段通り柔らかく、魂が抜けた入れ物のような感覚でした。バスケボールの箱に入ってきて初めて対面した時の事は今でも鮮明に思い出せる。たくさんのものを与えてくれました。16年間、有り難う。

死生学とはどのように死にたいか＝どのように生きたいか。つまりは志生学でもあるなって最近思います。生きる事を志す。

周りの人に伝えたい気持ちがあるのだとしたら、それを伝えるのって実はそんなに難しくないし大変な事じゃないから、思い立った時に伝えるべきですね。

「今」を楽しんでいきましょう。今人。イマジン。imagine。

最後に。Gravity Freeの二人がサンタフェナチュラルタバコ社のMuralにペイントしました。音楽は僕が担当しました。動画はサンフランシスコ時代からの仲間であるIguchi Tadamasa率いるIN FOCUSの映像ディレクターYoshinori Kataokaが担当。一緒に何かをしようと言ってた仲間達と作れたっていうのがほんと嬉しい。曲名はStroll in Tokyo。

Gravity Free Mural Painting