チベットに行ったのはもう8年前。蘭州の道のダフ屋からチケットを買って、無口な中国人を装い青海鉄道に揺られて辿り着いた標高3,600mのラサ。（行くには渡航許可証が必要だった）ラサの巡礼ルートを9時間かけて歩き、頂上にある尼寺で聖水もらって元気になったり、そこで初めてダライ・ラマ14世の肖像を見たり、現地の定食屋のおばちゃんがサービスしてくれたカレーパウダーが乗ってる大量のポテトで腹が弾けそうになったりした。基本的に寺院という寺院に書かれた壁画の顔や目の部分がくり抜かれていた。公安が来ては破壊していったそうだ。中国政府がダライ・ラマ14世の写真の肖像を禁止してる、だから皆胸のロケットペンダントの中に入れてたりする。辿り着いた尼寺は標高4,400mの場所だった（ラサから5時間くらいかかる）から、中国の公安もこれない場所なんだと思った。

チベットの人たちは笑顔だった。彼らの状況は傍目からは分からなかったが、帰りのバスで一緒になったチベットの僧侶に聞いたら、やはりきつい状況だと言っていた。現在の現地の詳しい状況は分からないけど、あれからも街は大分変わったんだと思う。年々、寺院は壊され続けている。中国はチベットにおいてチベット人をマイノリティにしようと、本土からの移民に対し優遇し、推進していた。チベットの地においても中華街を作ろうとしていた。ラサにはたくさんの中国料理屋、ブランドショップがあった。ただひたすらに五体投地をしながら、巡礼するチベット人に心を打たれた。

↓チベット最大の湖ナムツォ

Beastie BoysがTibetan Freedom Concertやったりして、Bjorkが中国国内のフェスでFree Tibetと叫んだりした。心からTibetの独立を願う。ダライ・ラマ14世が帰れるように。MSA-DAYのために作られたこの動画はTibetのモンクがブレイクダンスをしている。Tibetan Monkの衣装がめっちゃ好き。日本ではあまり見ないけど、サンフランシスコでは結構見た。えんじ色。

MCA-DAY “Buddhist Monks”