mark裏話(コマ撮り) 制作過程へもどる

スタートは素材作りから。一番初めに作ったのは東京編に登場する大量のビルと看板でした。
Lavit Seaから送られてきてデザインに基づいて電車・あるぱち号を設計していき、電車、ビルともに遠近感を出すために5サイズずつ作り撮影に備えました。

5台のあるぱち号(サイズは8cmから22cm)
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ぐねりカーブ
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このシーンは、いかに奥行きを出すかが勝負でした。遠近感を出す為に、ナガオウンダバが5つのサイズのビルを絶妙に配置し、あるぱち号の大きさや速度を微調整しながら撮影していきました。

ジグザグに
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このシーンも「ぐねりカーブ」と同じように、歌詞に出てくる動きを表したものの1つです。奥に見える高架で後に出てくる2D部分の高架下パート(世界編)につながりを持たせました。

ダージリン急行
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ダージリン急行に見立てたあるぱち号が夕空の中、坂を駆け上っていくシーンです。

ちなみにこのショットの中に登場する木はもみの木の枝で作られています。クリスマスシーズンが終わり無残にも街に捨てられていたもみの木から枝だけ拝借してきました。

ブダペスト
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このセットはハンガリーの首都ブダペストの裏路地をイメージして組まれました。 編集時にカットされてしまいほとんど写っていないのですが、実はこのショットでは看板や街灯などに一番時間を掛けたてセットを組みました。ヨーロッパは洒落た装飾看板が多いので資料を集めていてすごく楽しかった。

このシーンの一番の見所はやはり煙の噴き出し方。1コマずつナガオヴンダバが形の違う紙を切り抜いた煙を貼っていき、 「ぼふっ」っと音の聞こえてきそうな煙をあるぱち号が吐き出します。 ちなみに後ろのフィルターに映っている影はブダペストにある国会議事堂をイメージしたものです。

アラスカから知床岬へ
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このラストシーンの撮影は一番時間が掛かりました。
海はガラステーブルに大量のヘアジェルを塗り、下からライトで照らして作りました。1コマずつジェルを刷毛で動かして波を再現しました。

- 神保

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